バイバイまたね

庭で遊びはじめたころ。

きっと、何もかもがキラキラしてみえて、
好奇心いっぱいだった子猫時代。

今朝だったそうだ。
ちょっと鳴いて、名前を呼んだら目をあけて、
あとは眠るように。

電話をもらってから、
ちゃむのお迎えまで時間があったので、
お別れにいってきた。

しあわせだったよね。きっと。

そのまえにも、猫はずっと家にいたけど、
猫好きになったのは、もみちゃんが家族になったからだ。

柴犬のまきちゃんが見つけてきて、
まだ目があいて間もない子猫で、
急いでミルクを買いに行って、
哺乳瓶で飲ませて、そんな最初だった。

バイクにはねられて骨折したり、
近所の猫においかけられて線路に落ちちゃったり、
ケガもいろいろしたけど、元気に復活してきた。

老猫になっても、あまえんぼうで、
わがままで、くいしんぼう。
明け方のベットの中とか、誰かのひざの上とか、
お気に入りの場所をたくさん持ってた。

生まれ変わったら、もみちゃんになりたい。
いまでも、そう思ってる。

明日の火葬には、学校の用事があっていっしょに行けない。
小さなお骨になって、帰ってくる。

ありがとう。
いっぱいいっぱい、ありがとう。

バイバイ、またね。