がんばることについてかんがえた
がんばらない生きかた、っていうのが流行のようです。
がんばれ!って、あんまり言えないですね。
がんばる!っていうのも、どこか軽薄で嘘っぽい。
カウンセリングの手法として、
「がんばれ」という言葉が追い込みにつながるというのは、
充分勉強してきてますから、承知のうえですが、
この流れは、なんかちがうんじゃないかなぁ、という
違和感が残ってました。
がんばらない
がんばれっていわない
うーん、どちらにも正解がないような。
がんばる、という言葉に、何をイメージしますか?
努力とか、根性とか、我慢とか?
根性なんて、いちばんキライな言葉で、
そこには人間心理の本質がないような気がしてました。
でも、辞書で調べてみると、
「その人の本来的に持っている性質」なんですね。
で、ついでにがんばるも調べてみると、
「自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。」
なんて意味がでてきました。
そうか。
必要なのは、意志と意思のチカラなんだ。
「西の魔女が死んだ」のなかで、
魔女の条件として「何でもじぶんで決める」っていうのがあります。
そして、おばあちゃんは、
「自分がラクに生きられる場所を求めたからといって、
後ろめたく思う必要はない。」と続けます。
サボテンを水に入れる必要はないし、
シロクマは北極で暮らすことを選んでいいんです。
たいせつなのは、じぶんで決めたこと、ということ。
そして、それを周囲が認めてあげることなんじゃないかなぁ。
どうも、批判とか否定が多すぎて、
もちろん、それが安易で簡単だからなんだけど、
認める、受け入れる、っていうのがニガテですよね。
違いを好まない、違いを廃除したがる、
そんな国民性も一因してるのかもしれないけど、
持ってる物差しが、ひとりひとり違うんだ、っていうことが、
どうも、ゆるされない雰囲気なんですね。
あたしは、がんばってる。
そうやって、
意志をしっかりもって、
意思を充分にはたらかせて、
決断して、
がんばってる自分をほめること。
あなたも、がんばってる。
だから、
すぐにじぶんの物差しを持ち出さないで、
ふーん、そうなんだ、って、
認めて、受け入れる。
がんばってるね。
あなたも。
あたしも。
そうすれば、
がんばる、って、けっこういいんじゃないかなぁ。
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コメント
がんばることが、息をするより
つらいと思う日々がありました。
今、がんばる!
と素直に言える自分が愛おしいです。
投稿: take | 2008.06.22 23:24
あたしは、ずっと、
息をすることがつらかったですよ(笑)
投稿: あたし | 2008.06.23 00:12
でしたか!
投稿: take | 2008.06.23 04:39