パーマネント野ばら
原作は、西原さん。
西原さんなので、マンガです。
映画を観終わってから、原作が気になって、
帰りに本屋によって、かるく立ち読みしました。
原作にちりばめられた、
ことばをひろって、台詞にしてつなげてるのね。
なので、シーンとか、シチュエーションとか、
ちょっとちがってるみたいです。
後味も、けっこうちがうんじゃないだろうか。
四国の漁港の町。
あけっぴろげな女たち、たよりなくてだらしない男たち。
一般社会的にいったら、
完全に負け組なんだろうけど、
みんな生きてる、って感じがする。
でもきっと、みんなさみしい。
主人公は、一旦は町から出たけど、
離婚して子ども連れて出戻りで、
町のしょーもない人たちを、
ほほえみで受け流しつつ、
ほんとは軽蔑しつつ、一歩引いてみてる。
ないしょの幸せなひとときを持ってるけど、
やっぱりさみしい。
さみしい理由は、ラストでわかるんだけど、
だからラストで、立場が大逆転しちゃう。
つないでいた手さえも、幻なんて。
みんな恋がしたいけど、
恋に依存しすぎだ。
好き、っていう気持ちに正直すぎるほど正直なんだろうけど、
何歳になっても、あそこまで突き進めるパワーはすごい。
ちょっとうらやましー。
で、物語は、
ハッピーエンドでもなく、
何かが解決するわけでもなく、
でも、そのままでいいのかなー、と思いつつ、
やっぱりよくないよなー、と思う。
それにしても、
おばちゃんたちのパンチパーマすごかった・・・
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