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ノルウェイの森

Norwegianwood

確かに、きれいだった。

木々も雨も雪も音も。

登場人物の冷静な語り口も、
映像にあってる。


そもそも、原作が「文学」すぎるんだ。


映像化すること、
それも、2時間ちょっとの映画にすることにムリがある。


ただ思うに、

恋することにも、
誰かを愛することにも、
セックスしたいと思うことにも、

まして、死を選ぶことにも、

ほんとは、
コト細かい理由なんてない。

理由があるとすれば、それはもう計算でしょ。


人間ってのは、
不安で、不安定で、せつなくて、悲しくて、

それが自然なことだし。

どの感情も、感じ方も、特別なんかじゃない。


いいじゃないの、それで。


理解なんてしなくていい。
感じれば、それでいいんじゃないの?


直子、緑、レイコ、ハツミ、
女性はみんな、先の先を歩いてる。

後ろを歩いてきた男たちは、追いつけないよ。


原作本は、
あちこち品切れのようす。

不明点は原作読み返して確認、ってとこでしょうか。

だって、映画だけじゃ、
なんでノルウェイの森なのか、わかんないもんね。


糸井さん、
晴臣さん、
幸宏さんが、ちょい役で登場します。

晴臣さんは、何度か映るけど、
糸井さん、幸宏さんは、ほんと一瞬よ。

舞台になってる年代を生きてきた人たちだけど、
なんで登場することになったのか、かなり気になる。

たしかにね、シアター内の年齢層が高かったのよ。
ターゲット、どのあたりにしたんだろか。

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