チャリティ映画会「自転車でいこう」
ジャック、こと、
横浜市開港記念会館へ行ってきました。
目的は、
中区3障害一体サービス提供施設、建設に向けての、
チャリティ映画会。
上映されたのは、「自転車でいこう」という作品で、
主人公は、リ・プーミョンくん。在日2世の自閉症の青年です。
障害者の生活を知っていただく、というのも、
この映画会の目的になっているのね。
舞台は、大阪市生野区。
彼の毎日と、
彼をとりまく人々、町のようすのドキュメンタリーでした。
作業所、学童保育所。
撮影されたのは、2003年で、
彼が20歳のときなんだけど、
自由人なのね^^;
思ったとおりに話し、行動する。
こだわり強いし、予測不可能。
職員さんたちとの衝突も多いし。
それがね、
最後に、現在のようすが付け加えられてて、
おまけに本人がゲストとして登場したんだけど、
いまは作業所のほかに、
月20日間、大阪府庁舎で清掃の職業訓練をしてて、
ひとりで電車で通って、お給料もらってるのよ。
彼女もいるんですって(*^^*)
まぁ、そういうことができるのって、
ごく一部の人で、狭き門なんだろうけど、
彼は、いろんな人とぶつかりながら、
ちゃんと訓練を重ねて、成長してた。
すごいなー。
地域の力も大きいだろうな。
理解がなければ、通報されておしまいでしょ。
作業所のほかに、
彼も過去に通ってて、今も入り浸ってる学童保育所が出てくるの。
保育所っていっても、場所はふつうの古い住宅で、
引出しきちんと閉めようよ、とか、つっこみたいぐらい雑然としてるんだけど、
健常児と障害児、いっしょに預かってるのよ。
けっこう重度の子もいた。
重複障害の子も。畳のうえに車イスで乗ってたよ。
正直、あのスタッフの人数で、
どこまでやれてるのか疑問だけど、
そういう場所があるってだけでも、すごい。
2003年の段階で、だよ?
今も続いてるし、
地域にはほかにもおなじような学童があるって言ってた。
コミュニティのパワーなのかなー。
ほかにも、テーマがいっぱいあった。
・作業所の仕事の現状と収入
・言葉のない子とのコミュニケーション
・地域の人たちが接してどう感じてるか
・母の想い
・幼なじみの想い
盛りだくさんすぎるぐらい。
迷惑かけるのよ。
社会に対して、いっぱい。
ぶっちゃけ、
それに、どこまで耐えられるかだよね。
お互いにね。
ああ、修行の足りないあたしは母として耐えられない・・・
このあたりが、
言葉にするときれいごとになっちゃうから、
normalization って言ったって、難しいんだよなー。
でもとにかく、
いろんな意味で、教科書になる作品だった。
もっと、たくさんの人に見てもらえたらよかったな。
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