« はーべすと | トップページ | ロングバケーション »

リアル or バーチャル

P1298489

本牧山頂公園の猫。


昨日の夜、
NHKで無縁社会についての討論番組をやってた。

今回の対象は、高齢者じゃなくて、
主に正社員として会社に属さない若年層。

一定の収入がないこと、会社に属さないことで、
社会生活との縁が切れちゃう、って感じかな。


そこに出てたコメンテーターの女性が、

 「ネットでのつながりなんてダメよー。
  そんなの本当の縁じゃないのよー。」

なんてことを、意地になって言ってた。

そう意地。
あんなに強く言い返すなんて、意地。

そもそも、
話し合いという場での態度としてふさわしくなかった。

この人は、
インターネットの何を知ってるんだろう??

まぁ、
多様性を受け入れられない年代なのかもしれないけど。


ちなみにこの討論は、ツイッター連動。

ツイッターではハッシュタグつけて、
生放送中も、そのあとも、多くの人が意見をかわしてたのだ。

ツイッターで意見をツイートしたり、
ほかの人の意見を読んだりして、考え、思いをめぐらせる。

それだって、立派なつながりだ。

そういう人たちに対しても、すべて否定なのか?

ネットを、
リアルにするか、
バーチャルにするか、

それはユーザーがどうネットを活用するかだ。

というか、

バーチャルに利用している人っていうのは、
ほとんど趣味の範囲か、悪意の範囲なわけだ。

バーチャルを楽しむためにネットを活用しているか、
誰かを非難だけしてるか、あげあしばっかりとってるか。

詐欺とか、事件性のあるものなんて、
実はほんの一部にすぎないし、

そんなのきちんと知識を持てば、
近寄ることもなく、近寄られることもないのだから。


たとえば、

障害のある子どもをもつ母親たちにとって、
ネットは、充分リアルになりえる。

実際、昨日の夜は、
ネットで知り合った障害を持つ子どもの母親たちが、

新横浜でご飯たべてたんだから。

これを、
つながりと、縁と呼ばずに何と呼ぶ?

神奈川と兵庫。

ふつうだったら、出会うことなんてなかったし、
時間を共有することなんて、不可能だった。

でも、ネットはちゃんとつなげてくれたのだ。

こういうこと、
初めてじゃないのです。

インターネット、もう10年以上使ってるからね。
今までに、何度も。

ふつうに子育てしている人とは、
やっぱりどうしても共有しきれない想いがいっぱいある。

それは、ご近所の人でも、専門職でも、
血縁者であっても、共有しきれないことがほとんどだ。

でも、距離を超えたネットでの縁なら、
そんな想いを共有できる誰かとつながることが可能なのだ。

居住区に、
同じような病気の子がいなくても、
同じようなタイプの子がいなくても、
同じような悩みをもつ母親がいなくても、

日本のどこかには、
世界のどこかには、

きっといる。

ふれることはできない距離があっても、
ココロにふれることはできる。

いまの時代、ほんとうに必要なのは、

マテリアルな縁なんかじゃなく、
ココロにふれるような縁なんじゃないかなー。


あー、
もっと同じようなママたち、パパたちをつなげてあげたい。


あたしにとって、ネットはリアルだ。
リアル以外の何モノでもない。

障害のある子どもをもつ母親としてだけじゃなく、
そもそも仕事もネットでつながってるし。

仕事でしょ。めっちゃリアルじゃん。
もう10年以上やってるんだけど。

ここまでやってきた実感として、
ネットは手段として、これ以上ないぐらい優れてると思うけど。


番組の主題に戻って、無縁社会の問題。

そもそも、
何をもって無縁とするのか。


誰にも看取られることなく、
この世を去っていくことは、たしかに悲しいかもしれない。

血縁者がないという理由で、葬儀が執り行われなかったり、
お骨が残っちゃったりするかもしれない。

でも、そのためだけの縁が必要?

死んだあとの処理が困るから、って問題だけじゃないのか?
そんなの行政でどうにでもなるでしょ。


そもそも、何か残されたら、
残されるほうは、やっぱり迷惑だよねぇ。

宗教儀式も義務になっちゃうよね。

そんな状況じゃ、
本来の弔う気持ちなんて、どっかいっちゃうでしょ。

迷惑かけられたくないから、
迷惑かけたくないよねぇ。

そんな縁はつなぎたくない。


あたしは何も残したくないな。

骨も、灰さえも。
消滅処理できないのかな。


そんなこんなで、
昨日の夜、ベッドのなかで、

リアルとバーチャル、
縁と無縁についてあれこれ考えてたら、

夢のなかに、番組ターゲットの人たちが出てきて、
あれこれ生活を見せてくれた。


でも、これはバーチャル。

バーチャルな夢のなかで、あたしは、
アーティストがたくさん住んでる古い洋館の一室で、

アクセサリーのデザイナーしてた。

パーツの組み合わせを、
アシスタントたちに厳しく指示したりして。

めっちゃ、バーチャル。


なんだかバラバラになってきたけどね、
何を言いたいかっていうと、

ネットをリアルの縁として、活用しないのは、
もったいない、ということです。

可能性は、まだまだある。

昔ながらの縁を、今に求めるのは、
もうむずかしいかもしれないし、

それを多くの人が求めているとは思えない。

あたらしい縁のかたちを、
模索しなくちゃいけないんです。

|

« はーべすと | トップページ | ロングバケーション »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はーべすと | トップページ | ロングバケーション »