未来は親がつくるのか・・・
ふたたび、普通に生きるネタです。
今日、PTAの運営委員会でも、
この映画のはなし、いろいろ出ました。
校長先生、2回も見たそうなんです。
ほんと、さすがです。
学校で自主上映会をしたいねー、って話になって、
検討することに。
なかなか映画館に足を運べない親、
多いですもん。
あたしぐらいよ、
年40本以上みちゃうような人は。
学校で上映すれば、
先生方にも見てもらえるもんね。
感動しろ、とか、
同情しろ、とか、
そういうんじゃなくてさ、
客観的に知る、っていうのが大切だと思うのよ。
映画「普通に生きる」 は、
子どもたちの学校卒業後の居場所づくりのドキュメンタリー。
横浜市の場合、
というか、ちゃむさんの学校の場合、
高等部3年を卒業して、次の進路として、
多くが地域作業所とか、地域活動ホームへ通うことになります。
で、今のところ、
どうにかみんな、行き場所が決まってるんだけど、
この先、毎年たくさんの卒業生が出るわけで、
キャパ不足になるんです。
確実に。
いま、お手伝いして、寄付して、
居住区に地域活動ホームを建設してますが、
そこにちゃむさんが入れるか、っていうと、
ぜんぜんそうじゃないわけ。
っていうか、ちゃむが卒業するころには、
まちがいなく、満員でしょうね。
昔は横浜市でも、映画「普通に生きる」のように、
親たちがひとつひとつ作業所を立ち上げてたのです。
PTAも作業所建設のために、
先生方もいっしょに内職して、お金つくったりして、
いまある作業所とか、社会福祉法人の多くは、
親とか先生が創立メンバーだったり、理事だったりするし。
子どもの卒業後の居場所をつくるのは、親の使命。
結局、
子どもの未来をつくるのは、親なの?
また、そういう時代がくるらしいですよ。
在宅にさせたくなかったら、
親たちがあれこれ努力しなさい、と。
それなのに、
市はもう、新規の作業所とか
親元を離れて暮らすためのグループホームにさえも、
予算をつけない、って言いだしたんだってー。
まぁ、予算については、
所属してる親の会で、怒りの主張をしたら、
とりあえず保留にするから穏便に・・・みたいなことに、
なったらしいのですが。
そもそも、障害児個々への手当を廃止したのは、
障害者の未来のための予算をつくるためじゃなかったのか?
地域で暮らすっていう方針なんでしょ?
地域で暮らすためには、何が必要か、どのぐらい必要か、
具体的なプランあるんじゃないのか?
社会福祉って、なんでしょうね?
あたしはね、
かわいいちゃむさんに、
貧しい環境で、不便、不自由な状況で、
みすぼらしい思いをさせたくないの。
きれいな、整った、清潔な環境で、
あたたかい気持ちの毎日をすごして欲しいの。
この場所で、
ちゃむさんにそういう未来をつくれるのか?
甚だ疑問。
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