作品展
これこれ♪
ちゃむさんのランプです。
もちろん、先生と作ってるんですよ。
ちゃむさんの手を使って、
先生がいっしょに作業したものを、
先生がカタチにしてくれてる、って感じかな。
持って帰ってきたら、
ママの宝物になるのだ。
こういう作品展を見に行くと、
ちゃむにできそうなものを探すんです。
これならできるかな? っていうものは、
なかなか見つからなくて、
できないことの現実を突きつけられる場面でもあります。
きっとね、想像できないと思うんですが、
制作という視点でみると、
ほんとにできることがないんですよ。
たとえば、目の前に紙をセットして、
刷毛に絵の具つけてあげて、にぎらせて、
そこまですれば、叩きつけるようにバシバシと、
紙に絵の具をのせてくれることはあるけれど、
描く、という意思は働かないし、
すぐに手を離しちゃうのです。
座って、ニコニコ笑って、おしゃべりしてるようすは、
何かできそうに見えるんだけどね。
ひとりでできることは、ゼロなのです。
脳のふしぎです。
作品展、普通学校の作品展と同時開催だったこと、
土曜日だったこともあり、
思ったよりたくさんの人が見に来てました。
で、ちゃむさんの作品の前で写真を撮ってたら、
通りがかった親子が、
「すごいわねー。こんなの作れるのねー。」 と話してました。
できない、という状況を
目の当たりにしたことがない人には、
できない、ということは、想像できないんだろうなー。
人は、経験からモノを考える生き物だもんね。
きのうの夜、
野田聖子議員のお子さんのドキュメントやってましたね。
NICUでがんばってるお子さん。
かわいかったなー。
そのころツイッターのTLでは、
ありえない、エゴだ、改造だ、かわいそうだと、
非難することばがあふれてました。
まぁ、予想してましたが。
超高齢で、提供された卵子で、
政治家としての家系とか、
「欲しい」という言葉だけを見てしまうと、
とても賛成、共感できるものではないのだけれど、
NICUでがんばってる赤ちゃんたちは、
みんな知らないだけで、いつもいつもたくさんいて、
うちの子も、そのひとりだったわけで、
チューブがいっぱいでも、
薬漬けでも、
そういう状況におかれた子どもたちは、
親にどんな背景があったとしても、
否定されるべきではなく、非難されるべきではなく、
強く生きてる、誰もがすばらしい存在なんだって、
受け入れて欲しいなー。
テレビに映されたことで、
たくさんの人が見て知るっていう、経験をしたはず。
それをそのまま、どうこう言わないで、
経験として受け止めてくれたらいいなー。
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コメント
何かを形にしなくちゃ・・・という作業(制作)って 捉え方が難しいよね。 すごいの、作る学校もあるもんねぇ・・・
うちの学校は、美術の時間は形にとらわれず、楽しんでいたのが印象的でした。
いろんな絵の具につけたスーパーボールや、テニスボールやビー玉を、大きな大きな紙の上に放り投げたり、雨とゆ(これ、うちの学校、得意)から ごろごろ 落として 跡をつけるのを楽しんだり。。。
それは、学習発表会で自分たちの出し物の 緞帳代わりになってたな。
もちろん 「うちわを作ろう!」みたいな形ありき みたいな活動もあったけどね。
あ、うちも支援学校の作品展があるんだった! 行ってみようっと。
テレビないから見てなかったけど、朝の番組でもずいぶん取り上げられてたそうだよね。朝の番組のは 母が録画を見せてくれたわ・・・
みんな色々言うけど・・・実際にそういう赤ちゃんに接してみたらその尊さに胸をうたれると思うね。
投稿: keikei | 2012.01.22 00:28
制作モノって、先生たちが親にサービスしているような面を感じるのよ。
カタチにして残してあげたいっていう、想いを感じる。
その反面、「これ、絶対にうちの子が作ってないよ。」って、
平気で文句言っちゃう親もいる。
どっちも「子どものため」っていう視点が欠けてるなーと思ったり。
制作モノの方法とか、手段とか、目的とかって、
グループ学習の限界だよなー、とずっと考えてたの。
この1月末から小学部のグループ学習が廃止されるので、
やっと学年主体の個人重視になるのね!と思ったら、
中学部は現状のままだって。。。
もうしばらく小学部にいたいわ。
野田さん「死んでるみたい」とか、口にしちゃうのよ。
さすがに、観てるほうが困っちゃうよ、と思った^^;
でもそれも含めて、そういう状況が現実なんだってこと、
たくさんの人が知ってくれるだけでも、大きな成果になる。
世の中に、すごい石を投げたなー。
いい方向に転がるといいな。
投稿: あたし | 2012.01.22 01:12