« お祝いの席で | トップページ | 金のさんま »

しあわせのパン

Shiawasepan

素朴なパンもいいですよ。

そんな空気が満ちています。


余計なものは、何もいらない。
ひとつひとつを大切に、シンプルに。

湖のほとりにある、
オーベルジュ風カフェの1年。


みんな、妖精さんなんだと思います。

確かに生きてるけど、
現実の世界とは、ちょっとちがう。

なんだこれ、
ありえないじゃーん、って、

否定しちゃうのは、かんたんで。

そのなかで、何を考え、想像し、
何を感じるか、が、きっとたいせつなんだと思います。

まずは、そのままを受け入れること、なのです。


そんなワケで、
ちょっと難しい作品です^^;

世捨て人的、っていうか、
不思議ちゃん、っていうか^^;;

でも、理想なんだよなー。

あの家も、景色も、生活も。

あの場所に流れる時間と空気、
欲しい人、たくさんいると思う。

小物ひとつひとつも、
いいなー、と思うものばかり。


パンをね、ひとつ手にとって、割って、
はんぶんこするの。

わかちあうことのたいせつさ、なんだと思います。

満たされる、っていうのは、
きっとこういうことなんだろうなー、って、思ってね。

聖書にでてくる、
5つのパンと2匹の魚で5000人以上を満腹にした奇跡みたいな。

ほんとうに必要なのは、
物質的に満たされることじゃない。


ストーリーは、
単純といえば単純、薄いといえば薄い。

それぞれのエピソードについて、とやかく言っちゃうと、
はぁ?って思っちゃうかもしれないし。

ああ、
ほめてないよ、あたし。

これじゃ、ぜんぜんほめてない。

いや、よかったんですよ。

でも、ちょっとむずかしい。


書いてることが、
支離滅裂になってきちゃったけどね、

ああだこうだと語る作品じゃないんだと思います。

感じればいいんです。

心のなかに、
あのカフェを持てたら、きっといいんだと思います。


想像してみましょ。

大きな湖。
夜になると、月が湖面を照らします。

ネルでていねいに淹れたコーヒー。
レンガの釜で焼いたパン。

野菜たっぷりのスープ。

アコーディオンのBGM。


あー、そうそう、書き忘れるところだった。

この映画をみようと思ったイチバンのきっかけは、
主題歌が「ひとつだけ」だったの。

それも、

「はじめてのやのあきこ」 に収録されてる、
清志郎さんとのデュエットバージョン。

大・大・大好きな一曲です。


|

« お祝いの席で | トップページ | 金のさんま »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

昨日偶然お会いした時、
この映画をみに行っていたのです。
すごく想像力が必要。
でも、すごくよかった。
秋のお客様の時は号泣してしまいました。
観て良かった。
素朴なパン、いいですね!

投稿: えつこ | 2012.03.02 21:00

お疲れさまー!
リフレッシュできた??

そうそう、想像力が必要な作品だよね。

でも、記事にも書いたけど、
きっと感じればいいんだと思う。

あの空気感を、ね。

投稿: あたし | 2012.03.02 23:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« お祝いの席で | トップページ | 金のさんま »