ラインの河辺
ちょっと前に、友人が話題にしていた本。
気になって、中古を探しました。
古書、ニガテなのですが、
35年ぐらい前のエッセイなので、絶版らしいのよ。
犬養道子さん、初めて読みました。
あたしがカトリックだとわかると、
「犬養道子さん、読んだことあるよ!」って、
よく言われるんだけど、
こっちは読んだことなくて、
あ、そうなんだー(^^;; って困ることもあったり。
なるほどねー。
35年前と何も変わってないのね、
日本って、日本人って。
教育も、政治も、暮らしも。
引用するなら、
『日本人はすぐに「政府は何もしない」と言いたがる。』
ヨーロッパ、特にドイツから見た、
日本批判なんだけど、
挙げられてる問題の多くが、
今も問題になってることばかり。
もちろん、歴史も文化も違う国なんだから、
そのまま真似るのは無理だろうけど、
うらやましいなー、って思うことがいっぱい。
犬養道子さん、もっと読みたくなって、
パリ視点の作品をお取り寄せ中。
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コメント
おもしろかったかな。 だいぶ欧州贔屓ではあるけれど 笑)
初めてドイツの家具屋さんに行かれたときのショックを書いておられたけど、私たちがIKEAに行ったときと同じだな〜って思って重ねつつ、読みました。
電話のくだりは今の携帯電話に置き換わるし。
国際化もこんな時から言われていたんだなぁと思ったりしました。
昔のヨーロッパはよかったんだろうなぁ。今はチェーン展開のお店も多いんだろうね。通貨も一緒になってつまらなくなった気がする。
投稿: keikei | 2012.05.12 18:44
ステキな本を紹介してくれてありがとう!
彼女自身がカトリックだから、キリスト教圏に住みやすいんだろうなー、って感じも伝わって来ました。
通貨が国の個性になってたっていうのは、あるよね。統一されること、均等化することで、失われたものもたくさんありそう。
投稿: あたし | 2012.05.12 23:41