WANT? CAN? MUST?
主に医療的ケアを必要とする、
重度心身障害者向けの通所施設です。
医療的ケアが必要な子どもたちを、
学校卒業後、在宅にさせないために、
親たちが作った場所。
川に面して建てられた、きれいな施設でね。
今日も、この道を、
利用者さんみなさん、車イスでお散歩してました。
いい環境だねー。
のんびりした時間が流れてて。
うちの居住区には、
残念ながら存在しないタイプなのです。
ここは、親たちの
「WANT」によって生れた場所なんだなー、って思ったの。
こういう場所が欲しい!という、
想いによって実現させたわけだから。
いま想定できる、ちゃむの将来は、
「WANT」じゃないんだよなー。
あそこなら入れそう、とか、
あそこに行くしかない、とか、
「CAN」とか「MUST」なのよ。
地域にある施設、地域にあるシステムに
どうやって乗るかだけでも、重大な問題だったりする。
こぼれおちないようにしなきゃ、って、
必死になっちゃいそうだ。
それを考えることが、
いま、何よりのストレス。
障害のある人、って、
ひとくくりにされがちだけど、
ノーマライゼーションって動きでも、
ひとくくりにされがちだけど、
やっぱり、ムリだと思う。
っていうか、まぜこぜにしないでー。
みんなのため、
なんて大雑把な目的では、
誰のためにもならないんじゃないかな。
すでに存在してる型に、
パズルのピースを埋めるみたいにはめ込んで、
すべてのことに人の手が必要なのに、
その手が足りないのはあたりまえ、
ごきげんで愛想よくできること、
何もしない時間を待てることを求められて、
狭い場所に押し込めるのは、イヤだなー。
それって、しあわせ?
毎朝、送りだすときに、
こんな場所しか用意してあげられなくて、ごめん。。。 って、
罪悪感を抱きそうだ。
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コメント
ご縁あって want から生まれた
NPO法人の理事になりました。
このブログで勉強させていただいてます。
ねこさん、よろしくお願いします★
投稿: take@福島 | 2012.05.24 13:07
takeさん、すごい!
素敵です!!
応援♪
投稿: あたし | 2012.05.24 17:00