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ツナグ

Tsunagu

身近な人を亡くした経験があれば、
ぐっときちゃうテーマ。

一度だけ、
死者と会える。

その仲介をするのが、
使者と書いて、ツナグ、という人。

生きている人からの依頼に答え、
死者とコンタクトし、

死者のほうも会いたいと願ってくれれば、
再会が実現する。

愛情なんて、
センチメンタルな問題に留まらず、

生者と死者との駆け引きもあったりして。。。


桃李くん、
最近ちょっと出過ぎですね。

梅ちゃん先生をずっと見てたので、
え?高校生?? って思ってしまった。

素朴で素直な雰囲気はよく出てました。

桃李くんを最初に見たのは、
「僕たちは世界を変えることができない。」だったのよ。

見かけはチャラ男って役だったからさー。
そのイメージも抜けきれなくて。


とにかく、脇がすごいです。

樹木さんとか、八千草さんとか、エンケンさんとか、
極めつけに仲代さんまで出しちゃうのか!って感じで。

でも、女子高生のふたりも熱演でした。
微妙な関係と感情が。

オンナ同士って、ほんとやっかいよねぇ。


人は優しい。

それが基本なんですね。

口の悪い人だって、
悪意に働いちゃう人だって、

本当は、基本の部分は、その土台は、
人は優しい、でできている。

優しさゆえに、
間違いを犯したり、失敗したり、傷つけたり。

でも、ほんとうは、優しいんです。

ほんとにほんとにみんな、
そうであって欲しいと思います。


樹木さんが、
よくつぶやいていた言葉、

「この世の最上のわざは何?」で始まる、
ヘルマン・フォイベルス神父さまの著書に出てくる詩なんだけど、

これ、原作にはないのね。
樹木さんのアイデアだそうです。

ストーリーに直接はリンクしてないんだけど、
樹木さんの気持ちにはピッタリ重なってるんだろうな。


 この世の最上のわざは何?
 楽しい心で年をとり
 働きたいけれども休み
 喋りたいけれども黙り
 失望しそうな時に希望し
 従順に 平静に 己の十字架をになう
 若者が元気一杯で神の道を
 歩むのを見ても 妬まず
 人の為に働くよりも 謙虚に人の世話になり
 弱っても 早く人の為に役立たずとも
 親切で柔和であること

 老いの重荷は 神の賜物
 古びた心に これで最後の磨きをかける
 まことのふる里へ行くために

 己をこの世につなぐ鎖りを
 少しずつ外して行くのは えらい仕事
 こうして 何も出来なくなれば
 それを謙虚に承諾するのだ
 神は 最後に一番よい仕事を残して下さる
 それは祈りだ
 手は何も出来ないけれども
 最後まで合掌できる
 愛するすべての人の上に
 神の恵みを求めるために

 すべてをなし終えたら 臨終の床に
 神の声を聞くだろう
 「来たれ わが友よ
  我 汝を見捨てじ」と


  ヘルマン・フォイベルス神父
    「人生の秋に」より


こんな風に老いたいね。
すでに老いてる人も、ぜひ熟読をw


ツナグに依頼できるとしたら、
誰に会って、何を聞きたい?

あたしは父に会って、

ベッドのうえで絞り出したうめき声は
あたしに何を伝えたかったのか、聞きたいな。

まぁ、でもね、

知りたくても知れないこと、
全部ひっくるめて、死、なんだけどね。

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