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カルテット!人生のオペラハウス

Quartet

引退した音楽家たちが暮らす老人ホーム、
ビーチャムハウス。

お城のような建物、広大な庭、
座り心地のよさそうなソファいっぱいのリビング。

そして、音楽。
あちこちで演奏が行われ、歌う住人たち。

喝采をあびてきた人生にふさわしい、
贅沢な終の住処。


終の住処であってほしいけど、

そう上手くは行かないもので、
存続の危機にさらされていて・・・


喝采をあびてきた人生、っていうのが、
問題なんでしょうね。

音楽に限らず、
スポーツ選手もそうだけど、

音楽だけ、競技だけに、
のめり込んで生きてきたわけで。

もちろん、そうやって鍛練を積んだから、
一流なのだけれど。


光りのあたってる人が、
みんなといっしょで、ふつうだったらつまらない。

光りがあたるから輝くんじゃなくて、
その人が光ってなくっちゃ。

人間関係に失敗しちゃったり、
人生に失敗しちゃったり、

感情をコントロールできなくなったり。

過去の栄光にすがりっぱなしで、
見栄っ張りで、意固地で。

そういうものぜーんぶ含めて、
その人は輝く人だったんだろうな。

輝いてますか?


そうか。。。

自分で光るのはもちろん、
光りをあててくれる人も必要なのかも。

ジーンは、豪華な部屋の住人だけど、
施しを受けてビーチャムハウスに来たって言ってもんね。

喝采をあびる人の人生に、
お金をかけてくれる人がいてこそ成り立つ。

音楽に限らず芸術の成功って、
道楽的、博打的だもんなー。


老人ホームは、老いと死の現場。

欠けてゆく仲間がいて、
壊れてゆく仲間がいて、

不安と動揺が、常にただよう。

そんな日常を潤す最高のアイテムが、音楽だった。

手がふるえたり、声が出なくなったり、
そんなのは当たり前で、

できなくなったことを、お互いに笑いながら、
fade outしていけばいい。


あ、そうそう。

いくつになっても恋心。
輝き続けるには、これがもっとも重要らしい。


老後について考えること、いっぱい想いがあるのですが、
前にも何度か書いてるので、割愛。


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