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風立ちぬ

Kazetachinu

オトナのジブリ。

美しく、儚く、
悲しいストーリー。

淡い文学作品のような映画でした。


何から書こうかなぁ。
考えちゃうんだけど。


庵野さんの声が、とってもよかった。

やさしいの。
特に菜穂子へかける声。

淡々とした話し方も、
エンジニアらしさがよく出てる。

飾らない誠実さとやさしさがあふれてた。


ストーリーは、堀越二郎の半生と、
堀辰雄の小説「風立ちぬ」をミックスさせてます。

関東大震災、そして戦争。
貧しい時代の閉塞感。

結核は死の病で、
大切な人の命も幸せも危うい。

別れはわかってるんだけど、
それまでの時間を愛おしむ姿がまた、美しくて。


ものづくりの現場、っていうのもよかった。

飛行機の設計をしてるのね。
緻密な計算と試作の世界なのですよ。

技術への貪欲さとか、
情熱とか、

重工業って、やっぱりいいね。

いちおうあたし、
元・重工業メーカー勤務なんだけど、

もっと仕事らしい仕事ができる人になりたかった。
なんて、今更どうでもいいことを考えたり。

彼らの背筋の伸びた情熱が、
まぶしくて、うらやましかった。


ストーリーが難解だ、とか書かれてましたが、
え?なんで? という感じ。

夢の世界と交互に出てくるから?
そんなにむずかしくないけど。


コピーの「生きねば」は、
いまの時代へのメッセージであり、

愛する人を失ったあとの時間を生きる、
主人公の想いでもあります。


子どもは見ても仕方がないです。

っていうか、
子どもに見せたらもったいない。

オトナのジブリです。
オトナがじっくり味わうジブリです。


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