« そろそろ限界 | トップページ | プール登校日 »

少年H

Syounenh

妹尾河童さんの自伝的小説の映画化。
ベストセラーですが、読んでません。

いろいろゴタゴタがあったんだよね?
史実と違うとか、なんとか?

まぁ、文句言いたい人は言えばいいさ。
何が伝えたいのか、っていうのが大切なのだし。


妹尾河童さんといえば、河童が覗いたシリーズ。

特に、河童が覗いたヨーロッパが大好きで、
繰り返し読みました。

あれはいくつぐらいのときだったかな?
中学生?高校生?

持ってないってことは、図書室で借りたのかな。
読んだ記憶は鮮明なのに、どこの本だったか覚えてない。

そもそも、中学、高校のときの記憶が、
すっぽーんと抜けてるのです。

覚えてることは、

あたしは何が楽しくて、
毎日学校へ通ってるんだろ?って思ってたこと。

まぁ、そんなことはどうでもいいんですが。


この時期に見るべき、戦争の映画です。

でもね、
ちょっと思ってたのと違った。

戦争の悲惨さとか、愚かさとか、
そういうのはもちろんだけど、

人間の生き方って、何だろ、って。


海藻みたいだ、って言ってたよ。
波にゆられて、あっちむいたりこっちむいたり。

自分の考えなんて主張せずに、
その場しのぎで、

うまいことやった人だけが、生き抜いていく。

確かに、それもひとつの、
上手に生きるコツだったりするんだろうけど。

そうやって生きていくことの、むなしさとか。


そうせざるをえない時代だったんだろうし、
今だって、そういう場面はいっぱいあるけど、

こころざし、って、

時に自分にとって
邪魔なものになったりするんだろうね。


でも、何もかも失って、
ゼロからやり直し、ゼロからもう一度はじめよう、

っていうときに、

根底のこころざし、
個人の技術って、その人を助ける大きな柱であることは確か。

そういうものを、
こころざしを、技術を、持ってますか?

・・・と、からっぽの両手を見る。


舞台は、戦時中の神戸。

Hのパパは仕立て屋さんで、
外国人向けのお仕事をしてました。

外国人居留地があった環境から考えて、

きっとあのころの横浜も
こんな感じだったのかなー、って思って観てました。


|

« そろそろ限界 | トップページ | プール登校日 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« そろそろ限界 | トップページ | プール登校日 »