逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者
地域で暮らす障害者。
24時間の介護が必要だけど、
ヘルパーさんを随時入れることで、
「自立」として生活している人のケース。
たまたま地震と津波が来た時間に、
ヘルパーさんがいなくて、亡くなった人。
家族が助けに行ったけど、津波がせまってて、
「もうあきらめましょう」が、最期の言葉だったとか。
たまたま地震と津波が来た時間に、
ヘルパーさんと看護師さんがいて、助かった人。
ひとりに体を押さえてもらって、
もうひとりにベッド横のテレビを押さえてもらったとか。
支えてくれる人がその場にいて、
助かったのは幸運だけど、
その支援者にも、
危険な状況におかれてる家族がいただろう。
障害があることを理由に、
避難所から追い出されたと語る人もいて。
だからといって、
障害者向けの福祉避難所をたくさん作ったところで、
問題が解決するとも思えない。
だってさ、
障害者っていうくくりがもう広すぎてムリでしょ。
なんだか、まとまらないけどね。
正直なところ、どのケースも、
それでいいの? と思ってしまった。
どれも事実で、
それぞれが直面している問題なんだけど、
ぜーんぶが解決策へ向かってないような印象。
スロープのない仮設住宅に、
簡易的なスロープつけても結局使えてないっていう画が象徴的。
そもそもさ、
この映画って、誰ダーゲットだったんだろ?
もっと問題点あるよね。
論点がよくわからん。
あ、
当事者派遣っていうのは唯一いいと思えた。
都会から障害当事者がボランティアとして現地に赴いて、
問題点を外側の視点から見つけてアドバイスするのね。
障害のある人も地域で暮らしましょう、
っていう社会の流れ、
あたらめてNOだ。
もちろん、
そうしたい人がそうできるシステムは必要。
専門施設の増設、充実を進めて欲しい。
もう施設は作らないって言ってるけどね。
なんだかね。
災害だけじゃなく、
未来への不安も大きくなっちゃったなー。
もっといろいろ書いたんだけど、
愚痴すぎるので消しました。
やっぱり、
山奥で静かに朽ちて土になりたい。
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