42 〜世界を変えた男〜
予告編、見ましたか?
イチロー選手が、
背番号42番をつけることの意味。
なんとなく見てたんです。
大リーグ、全球団の永久欠番42。
選手全員がその42番をつける日があって、
全員だから、大リーグの一員としてイチロー選手もつけてる、
当たり前のことのように見てた。
そうじゃないよね。
イチロー選手が大リーグでプレーできるのは、
42番の存在があったからこそ。
同じ、有色人種の選手なんだってこと、
ついつい忘れてた。
強い夢や希望を持つきっかけは、
厳しい現実があったからこそ。
そのパワーこそが、
さらなる現実を生み出す可能性を持つ。
逆境こそチカラなり。
それをどう活かすか。
やりかえさない勇気が、それそのもの。
見てるほうは、ツライです。
ひどいこと、言われまくりで。
ほんとにもぅ、
あの監督なんて、あたしが殴ってやりたいぐらいで。
あの監督もね、代々の親の目から、
世の中を植え付けられて、たぶんそうなってるんだけどね。
自分の目で見て、
自分の頭で考えることができたチームメイトたちが、
少しずつ味方になっていく。
差別や偏見も、
同じように少しずつ味方を増やしていくしかないんだなー。
そのために、ツライ時間をやりすごして、
やりかえさない勇気を持ち続けるんだけど、
実現できた彼は、
ジャッキー・ロビンソンは、
ブランチ・リッキーは、
やっぱり神に選ばれた人だったのかも。
ブランチ・リッキーが、
繰り返し聖書のことばを引用し、ジャッキーもそれに導かれる。
じぶんの信じる大きな柱を持ってる人は、
やっぱり強いんだ。
差別するココロは、
残念ながら誰もが持っている。
人種に限らず、
性別、障害、性格、思想、血液型だってそう。
理由は、ほんとうは相手にはないの。
自分のなかにあるんだよ。
相手を傷つけることでしか、
自分を守れない、自分を正当化できない、弱さ。
異なるものを受け入れることへの恐怖。
そんなにすぐに、強くなれるもんじゃない。
それぞれが自分の弱さに気づくだけでも、
世の中、ずいぶん変わるよね。
| 固定リンク
« 14歳になりました | トップページ | 課題 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 【映画】ソー ラブ&サンダー(2022.07.11)
- 大河ドラマ館(2022.07.08)
- 【映画】歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡(2022.06.13)
- 【映画】トップガン マーヴェリック(2022.06.03)
- 京都人の密かな愉しみ Blue 修業中(2022.05.29)
コメント