かぐや姫の物語
さて、難しいですよ。
とにかく美しいのです。
すべてが手書きタッチのアニメーション。
そこには、ちゃんと風が吹いてて、
時間が流れてる感じがする。
花も木も、風景すべて、人の瞳までも、
ほんとうに美しい。
最近は、どこまでもキッチリ寸分の違いも許されないような、
アニメーションばっかりでしょ?
やわらかくて、やさしい。
月の世界で罪を犯したひとりの女性が、
人間界へやってくる。
確かにね、どんな人物かって、
考えたことなかったなー。
聞き慣れた昔話では、
ただおしとやかに座ってるイメージしかなかった。
でも、この作品のなかでは、
しなやかに成長して、葛藤してる。
人間のエゴが渦巻いて、
やっぱり地上は罪人だらけだ。
愛するがゆえ、というエゴです。
「愛してる」って名目でがんばる自分を愛してるんだよ。
姫の侍女がかわいかった〜♪
ハニワ顔なんだけどね。
鑑賞、という言葉がふさわしい作品。
美しい景色を眺めに、劇場へどうぞ。
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