« 円覚寺のネコ | トップページ | 酉の市 »

かぐや姫の物語

Kaguya

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
野山にまじりて、竹を取りつつ、
萬のことに使ひけり。
名をばさかき造となむ言ひける・・・


暗記しましたよ。
古文で暗唱試験があったもの。

さかきの造、だと思ってたんだけど、
この映画の冒頭では、讃岐の造、って言ってました。

どっちの説もあるそうです。
間違えて覚えてたのかと思っちゃった。

その、竹取物語。
原作そのままの映画化です。


さて、難しいですよ。


とにかく美しいのです。

すべてが手書きタッチのアニメーション。

そこには、ちゃんと風が吹いてて、
時間が流れてる感じがする。

花も木も、風景すべて、人の瞳までも、
ほんとうに美しい。

最近は、どこまでもキッチリ寸分の違いも許されないような、
アニメーションばっかりでしょ?

やわらかくて、やさしい。


月の世界で罪を犯したひとりの女性が、
人間界へやってくる。

確かにね、どんな人物かって、
考えたことなかったなー。

聞き慣れた昔話では、
ただおしとやかに座ってるイメージしかなかった。

でも、この作品のなかでは、
しなやかに成長して、葛藤してる。


人間のエゴが渦巻いて、
やっぱり地上は罪人だらけだ。

愛するがゆえ、というエゴです。

「愛してる」って名目でがんばる自分を愛してるんだよ。


姫の侍女がかわいかった〜♪
ハニワ顔なんだけどね。


鑑賞、という言葉がふさわしい作品。
美しい景色を眺めに、劇場へどうぞ。


|

« 円覚寺のネコ | トップページ | 酉の市 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 円覚寺のネコ | トップページ | 酉の市 »