【映画】ビフォア・ミッドナイト

ビフォア・サンライズ〜 恋人までの距離〜、ビフォア・サンセットに続く、
ジェシーとセリーヌの物語。

最終章って書かれてたので、これで完結なのかな。

ウィーン、パリ、今回はギリシア。

つかの間の恋人、
９年後の再会、

ここまでは、
ロマンティックなラブストーリーでいけるのですが、

今回は、めちゃめちゃ現実。

ふたりは結婚してて、
子どもがいて、元妻のところに息子もいて。

夫婦喧嘩、勃発です。

ほとんどがふたりの会話劇なので、
とにかくよくしゃべる、しゃべる、しゃべる。

あんなに言葉がぽんぽんと、よく出てくるよねぇ。

うらやましいぐらい。
だってさ、あたし怖くてしゃべれないもん。

口から出てくることばって、怖いよねぇ。
凶器だよねぇ。

ことば出てこないし、
考えと口から出る言葉がイコールにならないし、

がんばって何か言っても、
どんなことばも、誰かを傷つけたり、不快にさせたりしてそうで。

何を話しても、たいてい後悔する。

会話恐怖症、っていうか。
対人そのものがダメなのかも。

誰も、何も、話しかけないで、って思ってることが多いです。
すみません。

だめよねぇ。ふぅ。

いや、あたしのことはどうでもよくて。
着目すべきポイントが間違ってる？

ふたりの会話、生々しいです。
愛憎です。

でも、あるよねー、って会話。
妻の不満、夫の傲慢。

繰り返してるんだろうねぇ。
どこもそうだよね。

ぶつかれるだけ、まだマシ。

そして、ベッドに入って解決できるだけ、
まだマシだよ。充分ラブラブじゃん。

子どもと仕事と自分と。

何もかもが思い通りにならず、
負担と不満で満ちあふれる毎日。

仕事してる＆仕事したい母親の共感度は高そう。