【映画】大統領の執事の涙
「静」の父と「動」の息子。
奴隷だった子ども時代、
失った父のこと、狂った母のこと。
苦しいなかで切り開いてきた人生を持つ父。
努力が報われて、ホワイトハウスの執事へ抜擢。
確かな仕事が、信頼関係をつくる。
そんな父の、白人に仕える仕事を疎む息子は、
時代の波にのまれるように、活動家の道へ。
執事の仕事は、その場の空気となること。
「静」の世界。
過激な活動へと踏み込んで行く息子は、
「動」の世界をいく。
まったく反対のようだけれど、
どちらも志は同じだった。
多くの時間が流れ、
ふたりが歩み寄るときが、
オバマ大統領の誕生へとつながっていく。
監督は、プレシャスのリー・ダニエルズ。
プレシャスに続いて、
マライアがちょい役で登場します。
プレシャスと同じように、
え?マライア?ほんとに?? って思うような印象で。
歴代の大統領たち。
ロビン・ウィリアムズ、
ジェームズ・マースデン、
ジョン・キューザックなどなどと、
なんだかとっても豪華。
似てはいないけれど、なんとなく雰囲気で似せてる。
ファーストレディーの
ジャクリーン・ケネディと
ナンシー・レーガンは、ものすごく似てた。
悲しい歴史、
愚かな歴史、
恥じるべき歴史を、
ちゃんとこうして、
たどることのできる映画を作ってるんだなー。
いい作品でした。
必要な作品でした。
そして、劇場は混雑してました。
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