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【映画】8月の家族たち

Augustosafecounty

オクラホマ州オーセージ郡。
どこまでも続く草原とまっすぐな道。

開放的な風景のはずなのに、
感じるこの閉塞感は、なんなんだろ。


ホームコメディとか、
ブラックユーモアとか、

そういう表現されてたみたいだけど、
笑えません。

いや、笑えるけど。
苦笑い。


攻撃し合うことが
コミュニケーションだと思ってる人っているでしょ?

思ってるっていうか、
それしか手段のない人がいるのよ。

そういう人なんだと思う。
毒親な母、メリル・ストリープ。

薬のせい、だけじゃないよね。

苦労してきた、って繰り返し言うんだけど、
恩がないのか、って娘につっかかるんだけど、

ぜんぜーん、かわいそうじゃない。

かわいそうな自分を盾に家族を攻撃してる段階で、
もうあなたの負けなのですよ。


どうしようもない人たち。
父も、母も、叔母も、三姉妹も、夫も、娘も、息子も、フィアンセも。

ダメすぎて、これまた苦笑い。

いろんなケースのダメっぷり。
あなたのまわりにも、きっと誰かいるよ。

家政婦のジョナだけが、
唯一まともに見えるんだけど、

それってきっと、
彼女が詳しく描かれてないからだな。


でもね、すっごく人間なんだ。

顔のしわもしみもそばかすも、
ぜーんぶリアルで生々しい。

愛してるけど、ムカつく、って、
ほんとにね ┐(´-`)┌


いや、愛してるのかな。
愛してた記憶にしばられてるだけかも。


ポスターとか、予告編で印象的な、
メリルとジュリアの取っ組み合いシーン。

あれがピークじゃないのよ。
正義のための序章、みたいな。

山積みの問題は、あんなもんじゃない。


これ、
好き嫌い、ものすごーく分かれると思います。

原作は舞台らしいので、
こういう展開、好きな人はものすごく好きだよね。

ストーリーはかなり難ありだけど、
アンサンブルのお芝居は観る価値ありありです。


もう1回みるか、って言われたら、
みたくないけど、

みてよかった。
すごーくよかった。


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