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【映画】インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌

Insidellewyndavis

1960年代、
ニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジ。

あるフォークシンガーの1週間。

どうしようもない男だ、って見るか、
どこまでも自由だ、と見るか。


モデルになったシンガーがいるそうです。

デイヴ・ヴァン・ロンクという人。
この人ね↓

もう、そのまんまなのね。

Inside Llewyn Davis じゃなくて、
Inside Dave Van Ronk なんだもん。

ボブ・ディランが尊敬していた人らしい。


そのころの、音楽シーンを知ってたら、
違う楽しみというか、味わいかたがあるのかも。


ふつうに見ちゃうと、
どうしようもない男のどうしようもない一週間。

そしてそれは無限ループ、
みたいな印象で終わります。


何をやってもうまくいかない。
うまくいかない以上に、災難を抱え込む。

あちこちに迷惑もかけて。

でも現実からは目を背けて、
そこまでも自分の道で。

強い決意とか、
夢をかなえるんだ!みたいなのもゼロ。

プライド、なんだろうけど、
そんなのも感じない。


自然体、なのかも。


コーエン兄弟、
カンヌのグランプリ作品です。

オスカー・アイザックは、初主演。

脇が豪華で、
キャリー・マリガン、ジョン・グッドマン、
ジャスティン・ティンバーレイク!

歌とか演奏とか、撮影撮りらしいです。
ずっとここちよいアコースティック。


そしてそして、ネコなのですよ。

ネコがね、
ポイントになってて。

教授のネコ、
間違って連れてったネコ、
車でひいちゃったかもしれないネコ。

ネコ映画なわけじゃないけど、
表情とか動きとか、たまらんよ。


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