« カヌチャの海 | トップページ | ヘゴ »

太陽の棘

01_2

沖縄の最終日に行った、県立博物館・美術館
砦みたいな建物に圧倒される。

グスクをデザイン化したものなのかな?。
何年か前に行った座喜味城を思い出させる。


目的は、コレクションギャラリー。

 「沖縄美術の流れ」というテーマで、
沖縄の芸術家の作品が歴史とともに展示されているというので。


02_2

きっかけは、この本。
お気に入り作家、原田マハさんの新刊「太陽の棘」。

沖縄の画家の話しらしい、ってぐらいの知識で、
旅行に持って行ったのだ。


舞台は、戦後すぐの沖縄だった。

アメリカ軍精神科医と、
ニシムイ美術村の画家との、友情物語。

03_2

表紙になっているのが、主人公の精神科医エド、こと、
スタンリー・スタインバーグ。

04_2

裏表紙は、ニシムイ美術村の画家タイラ、こと、
玉那覇正吉。

2枚の画は、どちらも玉那覇正吉の作品。

スタンリー・スタインバーグのコレクションで、
実際に数年前に沖縄で展示されたこともあるとか。


友情、っていうのとはまたちょっと違うかもしれない。
そんな簡単で暖かなものじゃない。

物語は、実話ベース。

戦地だった沖縄だけに、
すべてが失われた場所だけに、

文字を追うたび、
苦しくなるような映像が目に浮かぶ。

空から降り注ぐ棘みたいに、痛い。


戦後すぐの沖縄のこと、
ニシムイ美術村のこと、
駐留のアメリカ軍のこととかは、

興味のある人だけ、
個人的に調べていただくことにして、割愛。


画家、玉那覇正吉さん。

本を読んでから、
改めて表紙&裏表紙の画の迫力に圧倒された。

アメリカ軍相手に画を売ることで、戦後を生き延びて、
琉球大学の教授にもなったとか。

彫刻家としての活躍もあり、これも作品だった。

05_2

ひめゆりの塔。
2年前に行ったときの写真。

この部分、

06_2

ひめゆりの彫刻は、玉那覇さんの作品とか。
知らないあいだに、見てたんだ。

この人の、
実際の絵を見てみたいなー、って思って調べたら、

県立博物館・美術館のコレクション情報がヒットした。
6月には、マハさんが来てイベントもあったらしい。


興味のない、ちゃむさんとダンナには迷惑な美術館行きでしょうが、
いいじゃないのよ、たまには。

絵画のほか、彫刻を数点見ることができた。

本の表紙&裏表紙の作品は、アメリカに帰っちゃってて、
原寸大の写真が展示されていた。


この本のおかげで、ただのリゾート旅行が、
ちょっと特別なものになった。

やっぱり本は、旅に連れて行くべきアイテムだね。


|

« カヌチャの海 | トップページ | ヘゴ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事