【映画】おやすみなさいを言いたくて
最初と最後のシーンの衝撃的すぎた。
母として、
女性として、
写真家として、っていう、
注目していたメインテーマも吹き飛ぶ勢い。
自爆テロの爆弾といっしょに、粉々になりそう。
少なくとも、あたしのなかでは粉々だった。
最初と最後のシーンが、
アフガニスタンの自爆テロなのです。
知ってましたか?
自爆テロがどうやって行われるか。
確かに時折りニュースで目にするけど、
どこで何人亡くなった、ってその部分だけで。
儀式があるんですよ。
それをレベッカが取材してるの。
女性たちが、同じ女性を引き渡すの。
祈りを込めて。
爆弾を抱えさせて。
若い女性も、幼い女の子も。
シャッター押せる?
あの場面で。
最後には押せなくなるんだけど。
ケニアでの撮影を見てると、
正義とか、使命とか、そんなものを超えてる。
ハイなの。
極限状態が、麻薬みたいに作用する。
とんでもない脳内物質が出てる。
だから行動できる。
怒りだ、って言ってたけど。
確かに怒りなのかもしれないけど。
誰かが撮るべき、っていうのは、
理解したいけど。
あれもこれもって、女性は欲しがる。
愛する人と暮らしたい。
子どもたちも大切。
仕事もしたい。
社会に必要とされたい。
これはあたしがやらなきゃ。
でも。
愛してるけど。
愛されたいけど。
だからって、当たり前のように、
求めちゃいけない人もいるのかも。
いちばんの理解者になり得るのは、娘だね。
でも、母としては、毒だよなー。
劇薬だな。
親の背中を見て育つ、なんていうのは、
大人の言い訳だからね。
でもね。
人間としては、この上なく魅力的。
あんなふうに生きてみたい。
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