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カナリヤは歌う

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そういえば、カナリヤって、
実物を見たことないかも。

こんな感じの鳥だっけ?
黄色いのと、赤いのがいるんだっけ?


年末にちゃむさんとダブルで風邪をひいて、

あたしはまぁ、いいとして、
ほんとはよくないけど、

とにかく、
ちゃむさんが咳き込んで、何度か吐いてる。

食べてるときとか、
寝てるときとか。


うちの子って、赤ちゃんのときから、
吐くことがほとんどなかったので、

まったく慣れてないのですよ。

あせるのよねー。

ダンナの狼狽ぶりも半端なくて。


最後が一昨日だったので、
もう大丈夫かな?とは思うんだけど、

なんとなく目が離せなくて。

というか、目を離すと、
ただの役立たずなワケで。


寝るときも、添い寝して、
繰り返し子守唄を歌う。


「ゆりかごのうたをカナリヤが歌うよ
 ねんねこねんねこねんねこよ」


ここだけを、エンドレスで。
30分とか、1時間とか。

歌詞に続きがあるのは知ってるけど、
覚えられなかった。

別に今さら覚えるつもりもない。


もう15年、
あたしが寝かせるときはこの歌。

きっとこの先も15年、
なんて期限も区切れず、あたしが生きてる限り、

カナリヤは歌う。


寝かせるために部屋を真っ暗にして、
ちゃむさんをぽんぽんしながら、
ただ繰り返し歌ってると、

深い井戸の底に落ちたような気分になる。

口は、祈りのように歌を唱えながら、
頭は、別のことを考え出す。


よせばいいのに、
いろんなことを思い出したりね。

なにしろ15年分、
この歌の記憶があるわけで。

深い井戸の底で、
楽しいことなんて考えられるわけもなく、

ひとつひとつ思い出しては、がっかりして、
井戸の底に溜めていく。


カナリヤの名前は、きっと貞子だな。

井戸の底にいるのも気づかれずに、
蓋されたり、石投げられたり。

自分もそんな自分に石投げてるんだろうけど。

怨念渦巻きながらでも、
這い出ていきたいわ。


そういえば、

母と子にまつわる、
ここ数日の報道を見ながら、思った。


誰かに石を投げようと思ったら、
とりあえずちょっと考えて、

その人が井戸の中に落ちてるときのことも、
想像してみたほうがいいよね。

ちょっとの想像力が足りないよね。

あのさ、
たいていの時間はたいへんなんだよ。

そのなかで、ちょこっとの幸せに笑みを見せると、
なぜか叩かれる。

幸せでも、しんどいって吐露しても、
どっちでも叩かれる。


みんな簡単に石投げちゃうんだもん。

あれってさ、
相手が自分に石投げてると思い込んでるんだろうね。

なんでも自分への攻撃だと思っちゃう。
どこまで自分のことで精一杯なんだよ。

余力のある人ほど、相手を思いやれないのが、
この国の特徴なんだよ。

勝手に腹を立てて、投げかえしたつもりの石は、
きっと自分にぶつかってるのにねー。


思いやってくれとは言わない。
彼女だって、そんなに求めてないんだよ。

ただ、石は投げるな、って、
ただそれだけ。


ほらほら、井戸に落ちてると、
どーでもいいようなことも、カナリヤは歌い出しちゃうのだ。


はぁ〜、とにかく、
ちゃむさんはもう吐かずに、静かにひとりで寝ておくれ。

カナリヤはもう、歌い疲れたよ。。。


日常始まれー。

って、今週はハードスケジュールだった。。。
だいじょうぶか、あたし。


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