笑顔
障害児者の世界って、
一般世間から見たらマイノリティーで、
狭いように思われてるんだろうけど、
中身はものすごい格差社会だ。
能力格差、ね。
それも、努力してどうにかなることじゃなく、
どうにかならないから障害なんだけど。
あれができる、これができない、ってこと、
ひとつひとつの影響が大きすぎる。
今でさえ、ほかの子たちの話を聞くたびに、
もうお腹いっぱいなのに、
高等部になったら、
もっと差は大きくなるのかな。
ちゃむが病気になってすぐのころ、
動けなくなって、
不安いっぱいで、泣いてた顔を思い出す。
あの頃の戸惑いを、
ちゃむは今でも持ってるんじゃないだろうか。
ときどき、ふっと見せるさみしい顔に、
ほんとうの気持ちがあるんじゃないだろうか。
そんなことを考える、
もうすぐ中学部卒業式。
せめて、
いっしょの時間は、いっしょに笑っていようね。
楽しい未来をつくるのが、この笑顔でありますように。
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