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森本千絵さんの仕事論

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アートディレクター森本千絵さんの著書、
「アイデア生まれる、一歩手前のだいじな話」を読みました。

森本千絵さん、
CMとか、CDジャケットとか、イベントとか、

いろんなものを手がけている方です。

いいなー、素敵だなー、やさしいなー、って思うものは、
森本さんの作品だった、ってことが多いの。

それで、どんなふうに考えてるのか気になって。


Kindle版も出たみたいだね。


内容は、
仕事論なんて堅苦しいものじゃなく、

森本さんが
どんな作品をどうやって考えて、生み出してきたか。

エピソードで語られます。


もう、
最初のHOMEの話からよくってさ。

ほら、Mr.ChildrenのHOMEよ。

彩りが入ってるアルバム、
プールのなかで、人々が家系図に並んでる写真の。

あれも森本さんの作品なのです。

発想の原点は、
おばあちゃんとのエピソード。

病気で命の期限が迫ったおばあちゃんが、
教会で洗礼を受けたい、っていいだして、

家族でそれを見守り、
受け継がれていく、つながりを感じたとか。

写真が、見たことのある聖堂だと思ったら、
山手教会だった。


震災のときに話題になった、
サントリーのCM、覚えてますか?

大勢の歌手や俳優が、歌い繋ぐ、歌のリレー。
あれも、森本さんだったのね。

泣いたよねー。あれ。


そんな、
心にグッとくる作品をたくさん生み出している人でした。

はぁー、読んでよかった。

仕事の参考に、なんて思ったけど、

そんなのどうでもいいほど、よかったよ。


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