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【映画】あん

An

満開の桜が散って、
若葉がひろがり、緑が濃くなり、

枯れて散るまで。


満開の桜のした、
あずきの妖精がやってきた。

おばあちゃんの姿をして、
悲しみをいっぱい背負って、

悲しい目をした男性のところへ、やってきた。


あん。
あんこのあん。

ふつふつと美しく炊き上がるあずきを見てたら、
そりゃ、あんを、どら焼きを、食べたくなるんだけど、

そういう作品じゃないんだ。


この病気については、
身近で経験がなくて、

日本の療養所と差別については、
ドキュメンタリーをいくつか見た程度。

それでも、
聖書にも出てくるし、
マザーテレサも尽力してたし、

世界的に、
根深い歴史があることは知っている。


ある問題に対するときに、
必要なことは、

事実を正しく知ること、
肯定的に向かい合うこと、
理解しようと努力すること。


このステップを飛び越して、

さわりだけ聞いて、
知ったつもりになって、

斜めからみるような「感情的な批判」をくっつけて、
不安と恐怖心を盛り付けて、

罪のないひとを傷つける。
それが差別。


何にでもそうだけど、

必要以上に怖がる、ってことほど、
愚かなことはない。

連鎖するからね。
無駄に広げるのは、怖がりさんの罪。


中学生の娘に無関心なシングルマザー、
身勝手なオーナー、

一見、あのひとたち悪いひとなんだけど、
きっとふつうのひとなんだよね。

あたしのなかにも、あなたのなかにも、
誰のなかにも、あのひとたちはいる。

いるけどね、

それをちゃんと考えて、判断して、
コントロールできるのが、

人間だよね。



いい話だね、
いい映画だね、
感動したね、

で、
終わっちゃうのはもったいない。


病気の話とか、嫌いなのよ、って、
向き合わないのは、

もっとダメ。


とりあえず、
あずきは煮ようかな。

じっくり、じっくり、
声を聞いて、話しかけて、ね。


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