本河内

谷間の蛍茶屋で路面電車を降りたら、
右手の山の上に、この十字架が見えた。

ほんとに来たんだなー。

２０１０年にこのブログでここへ来たいって書いてて、
keikeiさんが、

　「きっと　いつか　行けますよ。
　　いつか　行ける時が運命の時。」　ってコメントくれてた。

やっと来ました。運命の時。

ふつうに長崎を訪れた観光客は、
まずやってこない場所だからか、

初めての路面電車は、貸し切りだった。

最初にこの場所を選んでおいたのは、正解。

予想以上の急な坂。
とにかく登って、登って。

こんなに歩いたのは、久しぶり。
でも歩かないと、たどりつかないし。

そして、たどりついた本河内教会。
聖堂とそのなかの小聖堂へ。

修道院、聖母の騎士学園、
中学、高校、幼稚園もあります。

あと聖母の騎士社。
カトリックの出版社。

コンベンツァル聖フランシスコ修道会、
マキシミリアノ・マリア・コルベ神父が開いた場所。

この像、イメージにぴったりだった。
いっしょに写真撮ればよかった。

１９８１年にヨハネ・パウロ二世、
１９８２年にマザー・テレサが訪問してます。

教会内のコルベ小聖堂で祈ったあと、

おふたりが対面したのは、こちらの像。
ちょっと厳しい表情だった。

山の稜線にそって細い道を登っていくと、
たどりつくのが、この場所。

本河内ルルド。
バチカン指定巡礼地です。

フランスにある聖地、ルルドの泉を模して、
コルベ神父さまが東洋のルルドとして開いたもの。

湧き出ている水は、
マリアさまの花、ゆりのかおりがしました。

ほんとに来ちゃったんだなー。
ここで一時間ぐらい、祈ったり、ぼーっとしたりしてた。

蝉が鳴いていて、
大きなトンボと、大きな蝶が何匹も飛んでた。

ルルドからの市内のながめ。
浦上は、山の向こう。

敷地内には、コルベ記念館もあります。

資料がたくさん。
仕事に使っていた部屋も移設されてます。