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【映画】海難1890

Kainan

苦境に立たされたときに、
いちばん強いのは、

希望を持ち続ける人、だな。

どんなに無理だと思われる状況でもね。

恨み言やら、文句やら、
苦情やら、なんやらかんやら、

すぐに口にしちゃう人は、
その段階で敗者なの。

どんな状況でも、
その中に小さくても希望を見出せるかが、

唯一の道なのね。


日本とトルコの合作映画。

歴史に刻まれた絆は、
何年経っても、失われないんだなー。


エルトゥールル号の海難事故って、
知ってました?

じぇんじぇーん、知らなかった。

エルトゥールル号っていう名前を、
どこかで聞いたことがあるような気がする、

っていう程度。


明治23年に起きた座礁事故。

トルコ、当時はオスマン帝国のエルトゥールル号が、
横浜からトルコに帰る途中で、

和歌山県の紀伊大島で座礁、爆発し、
500名以上の犠牲者が出た大事故だそうです。


海で遭難した者は、
それが外国人だろうと、どんな人だろうと、

海に携わる者たちが全力で助ける。
どんなことがあっても。


あのとき、全力で助けてよかった。

そんな出来事が、何十年も経って、
昭和60年のイラン・イラク戦争の救出劇へとつながる。


座礁事故のほうはね、
見殺しにはできないと思うんです。

当時の村人たちが、
外国人コワイ。。。って思ったとしても、

きっと助けると思うの。


でもさ、

イラン・イラク戦争のトルコの行動って、
すごすぎませんか?

無差別攻撃開始まで時間がない状況で、
救援機を飛ばせない日本もすごいけど、

あ、いまは法律が改正されて飛ばせるらしいですが、

日本人のために、飛行機もう一機、
飛ばしてくれるトルコって、どんだけすごいんだ。

トルコすごい。
トルコの人たちって、すごい。

助けられるのは、トルコ人だけだ、って、
すごすぎ。

日本人を乗せたぶん、
乗れなかったトルコ人たち500人余り、

陸路で帰国したんですってよ。

いくら地続きだからって、
戦争のなか、何日もかけて車で移動するなんて。


きっとね、こういう話って、
もっとあるだろうね。

国を越えて、
人と人とが、助け合って、絆を生み出した物語。

世の中のみーんなが、あの漁村の人たちで、
世の中のすべての国が、あのときのトルコだったら、

戦争なんて起こらないのにね。


でも、そうじゃないんだよなー。

どうしたら、いいんだろうね。

コツコツと、オトナがコドモに、
正しい姿を見せていくしかないんだろうな。


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