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【映画】母と暮らせば

Hahatokuraseba

いってきます、って、
母親に言って、家を出て、

いつものように路面電車に乗って、

未来を夢見て、
医学部で学ぶ学生。


一瞬のまばゆい光が、すべてを灰にする。


そんなふうに失われた命がたくさんあった。


長崎でひとり暮らす母親と、
失われた命との対話。


夏にひとりで訪れた、長崎の街。

お墓の場所は、あの景色からすると、
大浦あたりかな。

教会の撮影は、
沈黙の舞台にもなった黒崎教会で行われたとか。


山田洋次監督作品って、
劇場で見たのはたぶん初めて。

淡々と、
昭和の時間が流れていきます。


物語がね、
どこに着地するんだろう、って、

ずっと気になって、
あれこれ考えながら見ていて、

不安なままで、

これ以上ない悲しみだけど、
これ以上ないしあわせにたどりついた。


ある意味、理想。


なんだか、
ずっと泣いてたなー。

まわりからも、嗚咽が聞こえてた。


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