【映画】ブリッジ・オブ・スパイ
スパイ映画といえば、
007とか、ミッション:インポッシブルとか、
ハイテクを駆使して、
あっとびっくりの道具が出てくる、みたいな印象があるけど、
これは、時代が時代。
駆使されるのは、アナログな道具。
暗号の書かれたちっちゃなメモとか。
それでもやっぱり、メインは情報戦になる。
冷戦の時代っていうのは、情報の戦争。
スパイしあって、探り合って。
軍事による熱い戦争でなく、
情報による冷たい戦争だったんだ、って、
なるほどうまい言い方だなー、っていまさら思った。
ベルリンの壁って、
ああやって作られたんだ。
崩れたときのニュースは、鮮明に覚えているけど。
生活のなかで、ひとつひとつ石が積まれて、
あっというまに大きな壁になる。
ウソだらけで、
お互いにウソだとわかってるなかで、
探り合って、交渉する。
交渉をまかされたのが、
保険が専門の弁護士だったけど、
それさえも、
表向きの仮の姿だったんじゃないか、って疑いたくなった。
やりとげたのは、
それほどの大仕事で、
ありえないほど、命がけだ。
マーク・ライランス、すごかったなー。
トム・ハンクスが、
安定のトム・ハンクスなだけに。
だからいいんだけど。
不安か、って聞かれて、
それって役に立つのか? って淡々と答える。
ゾーッとした。
でも、それが生きる術だったのかも。
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