おっぱいのはなし

えっと、何から書いたらいいのかな。

このブログは自分のための記録でもあるので、
きちんと書いて残しておきたい。

おっぱいのお話です。
かわいそうなおっぱいです。

サイズがバカっぽいから、ずっとイヤだったし。
いや、ただのデブだけど。

ＡＶ女優みたいとか言われて、傷ついたこともあったし。
いや、若かったからだけど。

ちゃむがおちびさんで生まれたときには、
NICUに母乳を運ぶために、あざができるぐらい搾乳したし。

いまではすっかり重力に負けている、
そんなあたしのおっぱいに、

腫瘍ができました。

こんなことになるなら、
もっと大切にしてあげればよかったね。

毎年１２月に健康診断を受けていて、
昨年もいつものように受診して、

１月に届いた検査結果が要精検。

乳房エコーの結果、乳腺腫瘍の疑いとのこと。

紹介状が届いた翌朝すぐに、
乳腺外科であれこれ精密検査をして、

２月のはじめに、左乳がんの診断を受けました。

でもね、
幸い、早期発見でした。

がんのサイズは、1.2センチ、Stage I で、
進行も遅いタイプとのこと。

　　　　（後日追記）
　　　　　　→実際はリンパ節に転移がみつかりStage IIaでした。

明日から入院して、
水曜日に手術で、乳房部分切除とセンチネルリンパ節生検。

１週間ぐらいで退院して、
そのあとは、放射線治療とホルモン療法をする予定。

たまたま近くの総合病院が、
地域がん診療連携拠点病院になっていて、

充実した専門の乳腺外科もあって、

初回は予約外だったのに、
紹介状の内容のおかげで、優先的に診てもらえて、

いろいろとラッキーでした。

乳がんって、再発や転移が多いし、
そもそも乳房だけでなく、全身のがんなのだそうで、

この先５年、１０年と治療と検査は続くし、
気は抜けないらしいけれど、

とりあえず、いまできることを。

悪いものは切って、サッパリしてきます。

長生きしたいなんて、
むかしもいまも思っていないけど、

もうちょっと、
ちゃむをむぎゅむぎゅしていたいからね。

この程度で済んでるのはね、
定期的に検査してきたからなのよ。

叔母が乳がんだったので、気になって、
30代から定期的に検査してます。

最初は、マンモグラフィをしてたんだけど、
エコーのほうが合ってるかも、って言われてからは、
乳房エコーと交互に。

今回のがんは、
マンモグラフィではちょっとわかりにくいそうで、

年末の健康診断では、
乳房エコーをやっておいて、正解でした。

乳房の中心部なので、触診ではみつかりません。

というわけで、
女性のみなさん、ぜひ検査を。

何がすごいか、って、
がん、っていう言葉の重みよ。

臼蓋形成不全がわかったとき、
何か背負った気分になったけれど、

比じゃないです。
股関節の痛みなんて、吹っ飛びます。

ふたりにひとりの国民病だし、
いつかなるだろうと思っていたけれど、

せめて４０代後半とか、
５０代になってからにしてほしかった。