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治療にかかるお金のはなし

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領収書、こんなにたまった。

これだけ支払ったということね。


放射線治療が終わって、
一週間経って、

放射線皮膚炎になってる、
じぶんのカラダも見慣れたし、

次の診察まで、数週間あるし、

やっと気持ち的に、
ひと区切りしよう、って思えるようになりました。


ホルモン療法は、この先も長くて、
それに因する不調も長い付き合いになるので、

不調もふくめて、
いまの状態が基本ベースだと受け入れて、

しかたないよねー、
こんなもんだよね、って、過ごすことにします。

末長く、
ふちょー、ふちょー、に、おつきあいください。


で、
前置きが長くなっちゃったけど、

ここまでにかかった、お金のはなし。


保険のCMなどで繰り返し言ってるように、

がん、って、
治療にお金がかかります。

検査にかかり、
手術にかかり、
治療にかかる。


ひと区切り、と思って、
あれこれ資料やら何やらを整理してて、

たまった領収書をExcelさんに打ち込んでみたら、

ここまでのあれこれ、
総額50万円超えてた。きゃー。


これさ、誰でも支払える額じゃないよね。

夫に捨てられたら終わり、って記事もあったぐらい。
お金って、しばり、だよね。


ちなみにうちの場合、

診断されてすぐにダンナから
「お金の心配はしなくていいからねー」って言われました。

そういうところは、とても大きな人だと思う。
すごいよ、ダンナ。

ただ、
あれ?あたしもしかして死ぬのか? とも思った。


あたしのケースは、
抗がん剤が不適合だったので、まだ安価なほう。

まあ、そのぶん、
入院を個室にしてましたが。


放射線治療中、
毎日毎日、けっこうな額を支払ってて、

たくさんお金をかけて、
再発率を下げる治療をする価値が、

あたしの「これから」に、あるんだろうか、って、

繰り返し、考えちゃいました。


あたし、いま44で、
こんなふうに思ってたところを、

同じように治療してるひとの多くは、
60代、70代で、

その先を生きることに対する、
モチベーションっていうか、

理解しがたい、とさえ思っちゃったのよ。


これって、結局は、
自己肯定力の低さ、なのかも。


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