理由
実は、明日と明後日、
入所施設が併設された障害者施設の見学に行く。
学校主催の、
卒業後の進路のための見学会だけど、
卒業後すぐよりも、
その先の生活のことを考えて、見学先を選んだ。
がんなんかになっちゃって、
「障害者の親の死」が、すっかり身近なものになった。
先のことはわからない、っていう確率が、
いままでと格段に違う。
街なかの小さなケアホームで、
社会にまざって生活する、っていうのが、
障害者政策の主流だけど、
それが有効なのは、
自分で判断できて、行動できる人に限られる。
そうしたい人は、
もちろんそうすればいいし、
そうできない人にとって、
大きな入所施設はこの先も必要だ。
大きな声で理解できないことばをしゃべるし、
力いっぱい叫んだりもする。
迷惑かけていいんだよ、なんて、
きれいごとで、
存在を理解できない人にはできないし、
理解したくない人がいるのも、
仕方のないことなのかも。
ほんとはそんなこと、思いたくないけどさ。
これが現実。
いつかだれかに刺されるかも、
いつかだれかに家に火をつけられるかも、
そんなことを思いながら暮らしてる。
あの場所で刺されていたのは、
ちゃむさんだったかもしれないんだよ。
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