ドラマのなかでは
先に抗がん剤治療して小さくしてから、
乳房切除とセンチネルリンパ生検。
センチネルリンパ節の病理結果は、
ネガティブで、
腋窩リンパ節切除は、なし。
オペ途中でコトー先生が出血に動揺して、
鳴海先生に怒鳴られたりがありますが、
手術、こうやって進むんだ、
センチネルリンパ生検って、こうやるんだ、
って、目から鱗、っていうか、
あの手術台に横になってる気分になった。
見てよかった。
当事者は、知らない部分。
その場にいながら、ね。
あー、
あたしはあそこでポジティブで、
腋窩リンパ節郭清になったんだ。
大丈夫だって言われてて、
ダメだったケースのあたしと、
ダメかもって言われてて、
大丈夫だったケースのドラマ。
ドラマのなかでは、ダメかもって言われて、
後遺症のことですごく悩んでた。
確かにね。
負担かけられないし、
痛むし、しびれるし、
リンパ浮腫になっちゃうかもしれない。
あたしがいま抱えてるものは、
実感以上に、大きいのかも。
手術から10年経って、
ドラマのなかの彼女は、
どこでなにをしてるんだろう。
あの島で、ふたたび看護師として、
コトー先生の傍らにいるといいね。
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