1年前の検査のこと
シジュウカラちゃん、背中きれいね。
とりあえず予約だけでも取れればいいや、
ってぐらいの気持ちで、
ちゃむさんをバスに乗せてその足で、
まもなく受付開始の病院へ。
再診受付には、もう長い列。
少し待って、
紹介状新患の受付が始まって、
乳腺外科はものすごーく混雑してるから、
次の予約だけして帰ってもらうかも、とのこと。
紹介状を渡して、
診断名を話したら、
乳腺外科の受付に確認してくれて、
予約なしだけど、外来に入れてくれた。
ただし、
いまは完全予約制に変わってます。
乳腺外科は、
ほかの外来と別の階で、二重ドア。
ほかの科とまったくの別空間でびっくり。
デリケートな問題だけに、
いろいろ考慮されてるのか。
余計に緊張する。
待ち合いには大きなソファ。
静かなBGM。
まだ、ほかの患者さんは誰も来ていない。
診察開始時間前に呼ばれた。
非常勤の女医さんだった。
すぐに検査へまわされる。
マンモグラフィは、
いままででいちばん痛かった。
エコーは、
素人がみても、何かあるのがわかった。
予約外だから検査はお待ちいただくと思います、
って言われたんだけど、どちらもすぐに呼ばれた。
コゲラちゃん。
コンコン音がしてて、
木のうえを探してみつけた。
乳腺外科へ戻って、結果の説明を聞く。
左中心部に1センチほどの楕円型腫瘍あり。
表面がモヤモヤしてる。
その場で針生検。
針を刺して組織をとった。
麻酔したけど、めちゃめちゃ痛かった。
そのあともしばらく痛かった。
病理結果は2週間後。
次回は、
結果を聞くとともに、MRI。
面談室へ移って、ナースから説明を受ける。
この時点で、先生やナースから、
仕事や家庭のことを聞かれてて、
ちゃむさんの話しもしてる。
お子さんの予定も考慮しながら
やっていきましょう、って言われたんだ。
すでに、
この先、長く通うのよ、ってことだったのね。
帰ってからあれこれ調べると、
もう黒しか考えられなかった。
だってふつうは、
針生検の結果が悪性だとわかってから、MRIらしい。
結果が出る前に予約入れちゃうってことは、
先生は確信してる、ってことだ。
さらに乳腺腫瘍は、
良性だったら、表面はつるんとしてるらしい。
もやもや写ってるのは、悪性の特徴。
そしてとにかく、
先生とナースがやさしかった。
そのやさしさが、なんだかこわかった。
この日はめずらしく、
夕方にちゃむさんの訓練の予約を入れてて、
針生検で痛む胸を抱えつつ、
ちゃむさんを学校に迎えに行って、訓練へ。
帰りはすっかり夜。
山下町のICを降りたら、
マリンタワーのイルミネーションがきれいだった。
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