1年前の告知のこと
この日は、前回の検査結果を聞いてから、
MRIの予定で、
出張の予定だった旦那も、
休んで付き添ってくれた。
乳腺外科の待合室は、
旦那さんといっしょの妻ばかり。
やっぱり、
そういう場所なんだなー。
しばらく待って呼ばれる。
結果、悪いものがでました、とのこと。
病名としては、乳がん。
やっぱり。
ぞわぞわーってした。
うわ、ほんとにがんになっちゃった。
もしかしたら、って思っていたのと、
ほんとうに、っていうのは、
ものすごーい差がある。
近しい人ががんになるのと、
じぶんががんになるのも、
ものすごーい差がある、そんな実感。
でもね。
これではっきりしたから、前に進める。
不安を抱えてただ待つっていうのが、
いちばんつらい。
最初に見てくれた女医さんは非常勤なので、
執刀する常勤医と主治医を交代するとのこと。
とりあえず、MRIへ。
造影剤を点滴しながら、うつぶせで40分。
これが、つ、つ、つらい。。。
ありえないほどつらい。
元気な時じゃないと絶対にムリ。
吐きそうだった。
看護師さんが背中をさすってくれた。
神さまの手みたいだった。
ふらふらで検査室からでたら、
ちょうど1時間経ってたそうだ。
再度、診察。
執刀医は、部長の先生になった。
早期に入るサイズ。
細胞分裂が遅いタイプ。
すぐに命にかかわるということはない。
いまなら部分切除で乳房温存可能。
その後は、放射線治療と、
ホルモン療法を5年から10年。
抗がん剤はなしでいけそう。
ただし、この時点での話で、
転移がなかったら、という前提。
(結局、リンパ節に転移してた。)
ちゃむさんのことを考慮してくれて、
日程を早くはっきりさせたほうがいいでしょう、って、
あっというまにオペ日が決まった。
なんだか実感のないまま、
一ヶ月後に入院する。
入院前のオペ前検査を予約。
CT、血液検査、心電図。
そのあと、オペの説明をします、とのこと。
入院期間は1週間。
リンパに転移があったら10日間にのびる。
そのあと入院手続き窓口へ。
個室の希望とか。
早い。
ほんとに早い。
流れが早くて、流されるしかなかった。
いいや、
乗っちゃいましょう、流れに、って思ってた。
とにかく自分の心配の前に、
ちゃむさんどうしよー、っていうほうが先だった。
あのとき、
もうすこしでも、
考える時間があったら、
質問して答えをもらう時間があったら、
もうすこしだけ、
今が違っていたかも、って思うときがある。
たられば、だけど。
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