あの時
金曜日の回、具合悪くて早く寝たので、
録画をさっきやっと見た。
小松さん、
子宮と卵巣、全摘だった。
術後、あんなに動けないよ、
ってツッコミたい、が、
手術シーンは号泣だった。
思い出すよ、5ヶ月前のこと。
もっと動揺して、
もっと不安定になって、
もっと取り乱せばよかった。
乳がんの手術の前もそうだ。
もっと感情的になるプロセスが、
必要だったんじゃないか。
なんで物分かりのいい人ぶっちゃうんだろ。
ちゃんと混乱しておかないから、
実感の薄いまま、不調だけが残される。
なんでこんなことになってるんだ?って、
繰り返し自分に問う。
小松さんは、
子宮腺筋症とチョコレート嚢胞。
あたしも、
子宮内膜症と子宮腺筋症だった。
三十代前半の頃。
出産後だったのに、改善してなかった。
そんな過去の病歴が、
タモキシフェンの副作用の酷さと関連してなかったか。
タモキシフェン服用前に、
婦人科で検査しておけばよかったのか。
一般的な確率に置き去りにされた、
あの時、が、あったんじゃないか。
| 固定リンク