そんな気持ち

ピアノが上手に弾ける人はいいなー。

羊と鋼の森を読んで、
改めて思った。

ピアノもエレクトーンも、
何年も習ったのに、

どうやって練習したらいいのかわからないまま、
オトナになっちゃったんだよな。

長く続けるのが得意なわけじゃない。
やめるのが下手なだけだ。

きのうのハートネットTV、
ジャズピアニスト国府弘子さんの乳がん体験記だった。

2009年に手術後、
ホルモン療法を５年やって、治療終了にしたらしい。

もちろん、これで終わりじゃない。
５年を過ぎても、再発の可能性はあるからね。

ただ、

ホルモン療法の副作用のつらさを、
テレビで話してくれたのは、よかった。

これ、
まわりの人になかなか伝わらない。

化学療法のように、
見た目が変わるわけじゃないからね。

元気そうだね、
よかったね、
前向きにね、

なんて言われて、
つらさが増したりするものだ。

怠け癖がついた、
とか言われたこともあった。

すごいよね。
がんの人にふつう言わないよね。

追い詰めるにも、ほどがあるよね。

いい番組だった、って思ったんだけど、

でも、
番組を見て、

そうそう、
そんな気持ちだった、って、

体が思い出して、
またつらさがぶり返す。

あいかわらず何もしたくないのに、
自分にムチ打って生きてる。