その正しさが壊すもの

三渓園の蓮。
ただし昨年のです。

夏の週末は、
早朝観蓮会をやってます。

蓮は早朝に咲くからね。

今年も見たかったなー。
暑すぎて無理。

そう、何もかも暑すぎて。

小学生が学校で、
熱中症で亡くなった事件。

虫採り行事で１キロくらい離れた公園へ、
炎天下、歩いて行ったそうだ。

出発前に体調の悪さを訴えたのに、
無理やり連れていかれたらしい。

集団行動優先の学校行事らしい対応で。

体調不良の小学一年生の子どもに、
炎天下１キロを歩かせる。

それだけでも傷害罪を適用したいが、
さらに、

歩いているあいだの水分補給を、
禁止せていたそうだ。

禁止ですよ。

こまめな水分補給を、って、
あちこちで注意喚起してるときに、

禁止ですよ。

理由がすごくて、
トイレに行きたがると困るからだって。

これを決めたときに、
反対する先生はいなかったんだろうか。

怒りしかない。

でもこれ、ぜんぶ母目線。
ははめせん、ね。

子どもだったら。

先生の言うことは絶対だ。

子どもだったら、
きっとあたしは正しさを履き違えて、

ダメなんだよー、
先生がダメって言ったじゃん！って、

決められたことをやぶろうとした友だちを
たしなめて、水筒とりあげて、

結果的に、
殺しちゃったかもしれない。

オトナも、
子どもも、

杓子定規な正しさを、
まわりの誰かに押し付けて、

自分で判断したわけじゃないのに、
自分は正しいと思っている。

臆病なだけなのに、
誰かの正しさを盾に、強がってるだけだ。

そんなこと、言ってる場合じゃない。

暑さはまだまだ続く。

夏休みに入ったからって、
学校では無理な環境で、

無駄な上下関係と、
指導者が絶対の、

部活動っていうのが行われてる。

大会があるから、とか理由つけて、
運動禁止の暑さのなかで、ね。

こわいよ。
みんなこわいよ。

それぞれの正しさが、
いろんなモノゴトヒトを壊していくよ。