かながわ乳がん市民フォーラム
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乳がんは、
たんぽぽの綿毛にたとえられる。
飛んでいった種は、
すべてが芽を出すわけではないが、
飛んでいって芽を出して花が咲いたら、
遠隔転移。
治療は、
「浸潤癌のごく早期の時点で、
がん細胞が全身にまわっている」
と考えて行う。
浸潤性乳がんは、
術式に関わらず、全身病。
温存手術と全摘術、
遠隔転移リスクは同じ。
ホルモン療法は、10年投与を推奨。
2年、5年、10年経っても、
完治したとはいえない。
15年、20年後の再発が多数あるから、
5年後、10年後の高い生存率は、
参考程度にしかならない。
再発期間が長すぎて、
過去データを追いにくい。
確率は、
何かが起きるかもしれないけど、
起きるかどうかはわからない、ということ。
生存率は、
治療法の選択に役立てるための目安の数値。
過去のデータから導き出されたものであって、
未来の患者個人におきる現実ではない。
無理のない範囲の運動は、
死亡率を減少させる。
マッサージは、
リンパ浮腫の予防にはならない。
浮腫が起きた場合の治療にはなる。
ヨガについて、
不安軽減、ストレス軽減、
うつ症状・気分障害の改善、
QOLの向上の効果が期待できる。
診療ガイドライン2018年版で推奨グレードB。
薬が効果を発揮するためには、
患部に適量で届く必要がある。
多くても、少なくてもダメ。
薬と食べ物・飲み物の相互作用。
薬によっては、
納豆、グレープフルーツに注意。
家族が患者にできることは、
提案やアドバイスではなく、
話しを聞いて共感してあげること。
長期間、治療を続けながら、
生きていくことは大変だ。
病状が未来にどうなるかの予測は、
台風の予報円のようなもの。
個人差が大きい。
術後、何年たっても、
治療が終わっても、
不安や気分の落ち込みは、
終わることはない。
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医師、薬剤師、患者、
いろんな立場の話を聞いてて、
いまさらながら思ったんだけど、
具体的な自分の数値を、
紙ベースでもらってないんだよねー。
先生が、さらさらーっ言っただけで。
ER値は何パーセントですか?
って、知らないし。
病気のシステム的なことも、
冊子をもらっただけだったような。
読んでおいてください、って、
ナースに言われただけのような。
知ってるのはあれこれ調べたからで。
初期的な、
コミュニケーション不足か。
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