【映画】グリーンブック
あの時代に、
黒人音楽家が南部へ。
南へ、南へとツアーが進んいくごとに、
緊張感が増す。
次はどんな嫌な想いをするんだろう。
って。
嫌な想い、
なんて簡単に言いあらわせることじゃない。
生きるか死ぬかのチャレンジみたいなもので。
黒人として、だけじゃない、
さらなるマイノリティーとしての、
ドンの生き方。
どう見えているか、っていうのが、
本人の本質的なことと、
全く整合性を持たない。
幼い頃に才能を認められて、
リスペクトされて生きてきて、
でも、一般的には差別される側で。
正しくある、ってことは、
本当に難しい。
わかったつもりになんて、
なっちゃいけない。
何かうまく言おうとすればするほど、
うわべだけのことになる。
ほんと、わかったつもりになんて、
なっちゃいけないんだ。
ドンのほうばかりに気がいってしまうけれど、
主役はトニーだった。
ドンも変わる。
トニーも変わる。
そのまわりを取り囲む人たちも。
旅と出会いは、人びとを変えるのだ。
なんて、
わかったつもりになっちゃいけないんだけど。
重いテーマではあるけれど、
旅の終わりに残るものが清々しかった。
作品賞受賞に批判もあがってましたが、
いい映画だったと思うよ。
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