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さわらないで

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雑貨や家具もディスプレイして販売する、
books & cafe が増えた。

売り物のソファに座ってみたり、
ベンチで本を読んだり、

かわいいキッチン用品と一緒に、
レシピ本が展示されていたり、

コーヒーやスイーツ、
ランチもできる。


そんなお店が近所にもあって、
買い物のたびに寄ってみるのだが、

ある日、
フラフラと本のあいだを歩いていたら、

「さわらないで!」

って叫び声がした。

「勝手にさわらないで!」
「何度言ったらわかるの?」
「いい加減にしなさい!」

小さな子どもとお母さんだった。
子どもは幼稚園くらいか。


ディスプレイされたかわいい雑貨。

さわりたくなるの、わかる。

そもそも、
ふれてみるために展示されている。


でも、

さわらないで、って、
叫んじゃうお母さんの気持ちもわかる。


きっとお母さんは、
自分の見たいものが見たい。

夏休みの子どもと密着した生活に行き詰まって、
気分転換に出かけてきたのかもしれない。


子どもも、
自分の見たいものが見たい。

見たことのないもの、かわいいもの、
きれいなものにさわってみたい。


リスク回避のために、
お母さんは叫ぶ。

避けなきゃいけない、
いろんなリスクがあるからね。


お母さんも、子どもも、
お互いにのびのびと、

books & cafe を楽しむ方法は、
きっとあるんだけど、

当事者には、なかなか見えない。


「さわらないで!」じゃなく、
「きれいだね。そっとさわってみようね」みたいな、

穏やかな誘導はきっとあるけど、
そんな理想的な対応がいつもできるわけじゃない。


でも子どもにしてみたら、

さわらないで、で、興味をそがれ、
反発したり、萎縮したり。


そんな親子の姿をあちこちで目にした。

夏休みはむずかしい。


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