首里城炎上
ちゃむさんが11歳のときから、
毎年夏休みに沖縄へ遊びに行っていて、
首里城へは、
改修前と改修中と改修後に足を運んでいる。
今年の夏は、改修後で、
あちこち新しくなっていて、
書院は、新しい木材や畳がいい香りだった。
車イス用の見学ルートも、
さらに便利になっていた。
燃え上がって崩れ落ちる映像を、
繰り返し目にしてしまった。
正殿の美しい装飾も、南殿の貴重な収蔵品も、
炎のなかだった。
火って、人を助けるけれど、
すべてを奪うパワーも持ってる。
ちゃむさんが二十歳になった日に、
大好きな沖縄の、象徴的な場所が消えてしまった。
これまでと、
これからを、
大きく区切られたような気持ちになる。
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