「私らしく生きる」を考える
乳がんの回は、患者会とのコラボ。
お茶とお菓子をいただきました。
プログラムに参加するのは3回目。
今年も乳腺外科部長先生の講演で、
遺伝子、がんゲノム、手術と治療の歴史など。
むかしのホルモン治療は、
卵巣、下垂体、副腎の摘出手術をしてたらしい。。。
想像しただけでも後遺症がおそろしい。
卵巣で実感済み。
もちろん今は薬物治療になったので、ありえない。
そして今年も先生の、
カナディアンロッキートレイル写真がはさまれる。
いいなー。いいなー。
山はいいなー。
がんサロンサポートプログラム、
今年のテーマが、
「私らしく生きる」を考える、なのよ。
もちろんプログラムで言いたいのは、
治療法の選択やケアプランニングのことなんだけど、
がんになった人はみんな、
もっと大きな意味での、生き方を突きつけられてる。
先生のカナディアンロッキー噺は、
一見余談に見えて、まさにこのテーマに思えた。
乳がんって、
子育て世代のママにも多い。
子どものため、
家庭のために生きてると、
私らしく生きる、を実現するのは、
とてもとても難しい。
本当は、がんになる前に、
家族のためじゃない、
自分の人生を考えられたらいいよね。
がんになってから、
私らしくを考えなきゃって思ったって、
たくさんの物事に縛られて、
もう身動きできなくなってる。
がんばって何かをはじめられたとしても、
罪悪感や負い目がついてまわる。
女性は特に、
ほかの誰かに因らない、自分の人生を送りにくいし。
いろいろ失敗だったと気づいても、
もう戻れる時間はないかもしれないんだから。
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