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不要不急の銀河

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不要とは、必要でないこと。
不急とは、急いでする必要のないこと。

どちらも、必要のないこと。


不要不急の銀河、というドラマを見た。

三密を避けたドラマ制作を試みる、
NHKの特別番組だった。


舞台は、緊急事態宣言下の東京。
都心の陰みたいな場所にあるスナック。

ドラマのなかで、

長年スナックを営んできた、
老夫婦がつぶやく。


俺たちの人生は、
不要不急だったのかな。

不要不急でしょ。
不要不急以外の何物でもないじゃない。


必要のない、人生。

必要とは、
社会にとって、なのか、
自分にとって、なのか。


感染症対策としては、

飲み食いしながらおしゃべりする場所は、
感染リスクが非常に高い。

接客を伴う飲食店。
夜の街。
カラオケ。

繰り返し叫ばれた、
問題の起こりやすい場所だ。

酔って、歌って、
小さなスナックなら、当然、高リスク。

それは営業する側もわかってる。


それでも。


スナックですごす時間は、
生きていくうえで必要必急だ、

という人がいる。


必急、なんて言葉、
ほんとうはないのだろうけど、

ちょっと検索してみたら、
不要不急に対する言葉として、
必要必急を使ってる人がけっこういた。

正すなら、必要至急か。


スナックに限らず、
緊急事態宣言下の外出自粛時に、

開いてるパチンコ屋を探して
県をまたいだ人たちが非難されてたけど、

その人にとっては、
必要必急だったのかもしれない。

依存症だったとしても。

たくさん我慢して、制限を課して、
自分は正しいと思っている人にとっては、

許せない行為だったとしても。


あなたはわたしじゃないのだから。

人の数だけ、
不要不急と必要必急がある。

あいまいな社会の基準に、
どうあてはめたらいいのか。


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