柴ばあと豆柴太
豆柴太は、マメシバなのね。
柴ばあの本当の孫のあだ名が、
豆柴田だったの。
小学生だった豆柴田は、
震災で死んじゃって、
豆柴田のお母さん、
柴ばあの娘さんは行方不明のままで。
マメシバの豆柴太も、
震災で母犬と離ればなれになって、
孫と娘を探してた柴ばあに出会って、
家族になった。
震災の漫画だから、
そりゃ重いけど、
天真爛漫な豆柴太が、
笑顔をくれる。
登場人物、
誰もが大きな傷を抱えてるけど、
それでも生きてるんだよー、って、
教えてくれる。
あしたから3月。
あの震災から10年。
もう10年。
まだ10年。
どんな傷も、
どんな風についた傷も、
消えることは絶対になくて、
ときどき忘れたり、
思い出して抱きしめたり、
そんなことを繰り返しながら、
きっと生きていくんだね。
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