聖金曜日
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ピラトは、これらの言葉を聞くと、
イエスを外に連れ出し、
ヘブライ語でガバタ、
すなわち「敷石」という場所で、
裁判の席に着かせた。
それは過越祭の準備の日の、
正午ごろであった。
ピラトがユダヤ人たちに、
「見よ、あなたたちの王だ」と言うと、
彼らは叫んだ。
「殺せ。殺せ。十字架につけろ。」
ピラトが、
「あなたたちの王を
わたしが十字架につけるのか」
と言うと、祭司長たちは、
「わたしたちには、
皇帝のほかに王はありません」
と答えた。
そこで、ピラトは、
十字架につけるために、
イエスを彼らに引き渡した。
こうして、
彼らはイエスを引き取った。
イエスは、自ら十字架を背負い、
いわゆる「されこうべの場所」、
すなわちヘブライ語で
ゴルゴタという所へ向かわれた。
そこで、彼らはイエスを
十字架につけた。
また、イエスと一緒にほかの二人をも、
イエスを真ん中にして両側に、
十字架につけた。
ピラトは罪状書きを書いて、
十字架の上に掛けた。
それには、
「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」
と書いてあった。
(ヨハネによる福音書より)
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