４０代最後の日

あしたお誕生日なんで、
今日は４０代最後の日でした。

４０代最後の日は、
ワクチンの１回目を打って、
ダンナの作ったカレーを食べました。

最後の日なんて、
大げさに区切りたいのは、

何にもないままの自分で
５０歳になっちゃうことに、

言い訳したいから、かな。

４０になったときは、
けっこう幸せな気分だったみたいで、

過去の自分にそこそこしあわせだよって、
伝えたいとか思ってて、

でもそれは、
３０になったときがあまりにどん底で、

それと比較したら、
現実に麻痺していただけで。

まだ、
何かできるような気になってもいたし。

でも結局４０代は、
臼蓋形成不全の痛みから始まって、

がんになって、
あちこち切ったり貼ったりもして、

治療の副作用とか、
手術の後遺症とか、

ずっとからだがしんどくて、
こころもしんどくて。

４０代、最悪だった。

楽しいこともあったかもしれないけど、
そんなのぜんぶ消費でしかなくて。

いまのままでは、
しんどさには終わりがない。

人生１００年のやっかいな時代なら、
５０になるって大きな区切りの数字だし、

ちょうどいいから、
もう人生終わりでいいなー、って、
ここ最近ずっとぼんやり思ってたんだけど。

こんな日に、
ワクチン打ったってことは、

まだどこかで、
未来に期待してるんだろう。

未来は簡単に裏切るのにね。